【ファンファン倶楽部】これまでのファンファン倶楽部を振り返る〜前編〜
ファンファン倶楽部
ファンファン倶楽部が部員を募集する形で活動を始めて約1年が経ちました。その間に行った活動について、ファンファン事務局の遠藤(ファンファン倶楽部部長)と磯野(同じく副部長)による振り返りを2回に分けてお届けします。
前半は第1期の募集を開始する前の活動から第1期までの活動について振り返りました。
これまでなかなかお伝えすることができていなかったファンファン倶楽部を実施する中で2人が考えていたことや、ファンファン倶楽部の活動の様子をご覧ください。
ファンファン倶楽部のはじまり
遠藤部長:順番を追って話していこうかと思いますが、ファンファン倶楽部はそもそもどうして始まったのかという話からいきましょうか。
とはいえ、我々がファンファンの事務局メンバーに加わった2019年の夏頃にはもうすでに存在はありましたね。
磯野副部長:そうですね。その頃はレターを作る集まりが割とメインになっていましたよね。
遠藤:ファンファン倶楽部は当初、「ファンファンを応援するファンクラブ」という感じで立ち上がって、2019年度には主にレターを作る集まりとして、オープンスタジオ形式で誰でも参加できる場として開いていましたね。
でも、その時活動拠点として使っていたsheepstudioを出ることになったころから、オープンスタジオとは違う形でやることを考えたんですよね。
個人的には当初、ファンファンの事務局内でも関心ごとについて話し合ったり一緒に勉強したりする機会がないと感じていて、ファンファン倶楽部がそういうことをする場になることで、ラーニング・ラボやプラクティスなどのプログラムに繋がったらいいなと思っていました。
磯野:2020年前半は、コロナ禍だったから人を集められなかったので、事務局内だけで「ファンファン倶楽部」をやっていました。そのときは、読書会やリサーチ共有などを行っていましたが、その内容が実際にラーニング・ラボに繋がっていましたよね。
遠藤:ファンファン倶楽部の第1期の募集を始める前というのは、不特定多数の人を呼んで集まることのできない時期だったり、オンラインでのやり方が探り探りだったっていうこともあって、主にファンファンの事務局と、少しだけ地域の人に声をかけてみながら、準備期間としてやっていました。
そこから、公にメンバーを募集する形で第1期の倶楽部をやってみようとなったときに考えてたことって、どういうことでしたかね。
磯野:ファンファン事務局だけで勉強会をやっていた頃のことなのですが、個人的に「ファンファン」っていう言葉が意味する、ちょっと工夫して日常生活を面白くしてみようみたいな心意気がつかめてきたタイミングでもありました。そういうものを、ファンファン事務局の外のまちの人とか、墨田区の外にいる人にも共有していきたいねっていう話を事務局内でして、第1期の募集が始まったって感じでしたね。
一人一人の企画をじっくり
遠藤:第1期を募集してみると、3人の部員が集まってくれました。3人はそれぞれにやってみたいことがある人たちで、それぞれの企画がわかりやすくあったという印象が残っています。街に佇んで文章を書く「佇む」と呼んでいる企画。絵本を持ち寄って新しい物語を考えたり、絵本を作ったりした企画。あとは愛着のあるものを持ち寄って愛着とは何かについて考えた企画っていう感じでした。
第1期は2期、3期と比べて回数が一番多くて、2020年の10月から12月の3か月間に毎週、全11回をオンラインとオフラインの交互でやってましたよね。そのおかげで、それぞれの企画を繰り返しチャレンジできていました。
はじめはどうなるかなぁと思っていたけど、割とうまく転がっていった感じでしたね。
磯野:印象に残っているエピソードがあって、ある一人の部員が、興味あるトピックがとりわけある訳ではなけど、それでもみんなといろいろ話して考えてみたいと言っていたので、我々からはそこまで突っ込んでやりたいことを聞いたりしていなかったんです。でもある時、別の部員が自然な流れで「何か気になることはないんですか?」という風にその人に聞いてくれて、「愛着」についてみんなで考える企画が生まれました。
事前にやることを全て決めてしまわないやり方だからこその余白や可能性、参加者のおかげでできていった雰囲気があったなという感じでした。
遠藤:それから、事務局内だけで倶楽部をやっていた時の活動が、第1期で引き継がれて、事務局それぞれの関心事などを引き続き深めていましたよね。
事務局メンバーも一部員であるということはずっとそうなのだけれど、1期では特にたくさんある時間の中で、我々もやりたいことを考えて企画していました。
〜〜〜〜〜〜
次回は第2期、第3期の活動をふりかえっていきます。
お楽しみに!