プラクティス

藝術耕作所 第1回ミーティング

ファンファンがこれまでのプログラムから得た気づきを基に、墨東エリアの中で具体的なアクションへつなげていくプログラム「プラクティス」。その一つ、農業、染色、DIYなどの技術を通して協働について考える「藝術耕作所」のミーティングが10月31日に開催されました。今回はキックオフミーティングから参加しているメンバーに加えて、地域での活動や佐藤さんが福島県で取り組んでいる藍染に興味を持つ方々が新しく集まりました。

互いを知ることから始める

ミーティングの冒頭に参加者同士が互いを知るために「最近始めたこと」「長く続けていること」「よく使う道具」をそれぞれがカードに書き込み、共有しました。外国語の勉強を始めた、裁縫が得意、楽器演奏を続けている…などなど、カードに書かれた内容から会話が弾み、このメンバーで実現できそうなことへの妄想が膨らみます。

(カードを机に並べた様子)


カードの内容を話しながら、徐々に「藝術耕作所」で何を制作するのかという今回の本題に入っていきます。

前回のキックオフミーティングでもアイディアが出た、藍染の技法を用いた旗や暖簾をまちのお店にかけていくのはどうか、という案から発展して、「裁縫が得意な人がいるのならば藍染をした布で入れ物を作れるかも」「旗を藍染めして『藝術耕作所』を多言語で表記するのはどうか?」などのアイディアが出ました。さらに会話は弾み、インドネシアや中国の藍染を使った日用工芸品の話も活発に飛び交います。

(カードの話題からどんどん妄想が膨らみます。)

「藝術耕作所」とは何か?

ミーティングも終盤、佐藤研吾さんからは藍染などの技法に囚われず「藝術耕作所」のあり方を問いかける場面もありました。
「そもそも、「藝術耕作所」って何をするのでしょうか?」という参加者の質問に対して佐藤さんは

藝術耕作所が始まったきっかけは、この街の人それぞれが持つ技術を集めて物作りをするということ。私たちのアートを介する共同作業は広い意味で土壌を作り、人と人の関係がプロジェクトを動かしてゆく。

というお話がありました。さらに、たもんじ交流農園の牛久光次さんの江戸時代から続くこの地域の農業の話の中で

「農」とは、人々の自然な交流であって、共同で創造することだと思う。

という言葉がありました。これに参加者のみなさんは、「藝術耕作所」とは何かがつかめてきた様子。
牛久さんの「多聞寺の参道に少しずつ暖簾を増やしていき、参道や周辺の通りが徐々に賑やかになったら楽しい」という思いを受け、「暖簾に限らずに展開できるかも」「もっと街の面白い場所を知りたい」などといった話題で盛り上がりました。

 今回のミーティングは、それぞれの得意技や関心事を共有したり、「藝術耕作所」をどのように楽しむかを考える回になりました。次回は、たもんじ交流農園の周辺をリサーチし、より具体的な制作案を考える予定です。

text by 磯野玲奈

ミーティング概要

日時:2019年10月31日(木)19:30~21:50
会場:sheepstudio
参加者:13名


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