ラーニング・ラボ

#09 居間 theater
アーティストの居場所になるまち 〜アートとまちと愛着と緊張〜

「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」ではこれまで、アーティストの目を通して地域の歴史に向き合う企画を継続して行っています。2019年度にはアーティスト・コレクティブのオル太を招聘して墨田区周辺の歴史をリサーチし、その成果として2020年度に展覧会を開催したほか、2021年度からはアーティスト 碓井ゆいを招聘し、設立以来100年以上にわたりセツルメント活動を続ける社会福祉法人興望館と協働して、学童クラブに通う子供達を対象としたワークショップを開催してきました。
墨田区では10年以上前から、様々な形で区外から多くのアーティストが訪れ、多くの作品が制作、発表されています。今回のラーニング・ラボのゲストである居間 theaterも、移り変わる墨田の街で、場所の記憶に耳を傾けるような作品を制作してきました。
これまで分野の異なる専門家との共同制作や、既存の “場” とそこにある “ふるまい” をもとに様々な作品を発表してきたパフォーマンスプロジェクト 居間 theaterは、墨田区以外にも、いくつもの土地を訪れていますが、アーティストが旅をするようにある土地を訪れ、その土地の人々と出会う中で感じることは、当然ながら作品に表されることだけではありません。
今回は、アーティストとして一時的に滞在するからこそ感じるその土地への愛着、もしくは緊張感について一緒に考えてみたいと思います。


<ゲスト>
居間 theater
[東彩織、稲継美保、山崎朋、宮武亜季]

居間 theater

2013年から東京谷中にある最小文化複合施設「HAGISO」を拠点に活動をスタート。音楽家や美術家、建築家、空想地図作家、研究者など分野の異なる専門家との共同制作のほか、カフェ、ホテル、区役所、待合室など、既存の “場” とそこにある “ふるまい” をもとに作品創作をおこなう。現実にある状況とパフォーマンスやフィクションを掛け合わせることで、現実を異化させるような独特の体験型作品をつくり上げている。 これまでに、通常営業するカフェでパフォーマンスを注文できる「パフォーマンスカフェ」、区役所の一角にアートを推進する架空の窓口を開設した「パフォーマンス窓口」、岩手県釜石市の人々の記憶をテーマにした「日常の一コマを土偶にしようワークショップ」など。墨田区では、たったひとりで体験する劇場「だれかの いま/シアター」、酒が失われた架空の世界の資料館「人と酒の関わり館」などを発表している。

日時:2022年2月26日(火)19:00~21:00
ゲスト:居間 theater [東彩織、稲継美保、山崎朋、宮武亜季]