ファンファンレター「パンフレットおひろめ号」

ファンファンレター「パンフレットおひろめ号」

ファンファンレター

桜や桃が咲いて良い季節ですね🌸

さて、今年度最後のファンファンレターは、ファンファンの活動内容を紹介するパンフレットのお知らせとして、ディレクター青木彬からのメッセージを掲載しています。(以下にも記載します)
パンフレットはWEBでもご覧いただけます。
https://tarl.jp/archive/fanfan2022/

2023年度もファンファンをよろしくお願いします!!

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「アートと呼ばれなかった創造力」の探求へ

それぞれが当たり前だと思っていた考えを解きほぐす「対話」を生み出し、地 域の文化資源の活用から「学びの場」をつくっていくために 2018 年からスター トした「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」(通称: ファンファン)は活動 6 年目を迎えます。
初めは地域で活動する人々へのヒアリングプログラムや、手作りの広報紙「ファ ンファンレター」の制作から始まったファンファン。現在ではファンファンレター の発行は 60 号を超え、人や場所との出会いがアクションへとつながり、地域団 体との協働をはじめ多様なプログラムが生まれるようになりました。
そしてファンファン発足の背景でもある、草の根的なアートプロジェクトが盛 んに行われてきた墨田区の文化的な土壌への関心は、「アートと呼ばれなかった 創造力」の探究へとつながっていきました。私たち一人一人の日常や、通り過ぎ るまちのなか、福祉や教育といった分野にも、アートとは名付けられなかった多 様な創造力が存在していることにファンファンは共鳴してきたのです。

現在では、墨田区東向島に構えたプロジェクトの拠点「藝とスタジオ」の活用や、 これまでの活動で育んできた対話の工夫をもとにしたコミュニケーションプログ ラム、福祉施設やコミュニティ農園などの地域団体との協働も通じて、ファンファ ンらしさをまちや社会のなかへ実装しています。また 2022 年度は、こうした 活動をより多くの方に知ってもらい、ファンファンが考える対話や学びをツール として活用してもらえるように、ウェブサイトのリニューアルやパンフレットの 制作にも取り組みました。
今後は、より地域の人々や他分野へ開かれたプロジェクトとなることを目指し たプログラムの展開を考えていますので、この手紙を手にとられたみなさんとも お会いできることを楽しみにしております。

ファンタジア!ファンタジア!事務局 青木彬