#05 オル太 墨田のまちの“しらべもの”

#05 オル太 墨田のまちの“しらべもの”

ラーニング・ラボ

都市の日常のなかで笑いを生む事物や状況を記録することから、都市と身体の関係を考察する作品「超衆芸術 スタンドプレー」を継続的に発表してきたアーティスト・コレクティブ オル太。そのキーコンセプトでもあるのが民俗学研究者の今和次郎が1920年代に提唱・実践した考現学(同時代の社会現象研究)です。その記録の中には墨田区の町の様子を文字やスケッチで記録したものも多数存在します。2019年11月20日から1か月間墨田区に滞在したオル太は、一体どのようにまちを捉えていたのでしょうか。今和次郎が墨田区を歩いてから約100年が経った現在の町や歴史を見つめてきたオル太のまなざしを、リサーチの記録を基に追体験しました。

オル太

2009年に結成した6名(井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chi)による表現集団。 創造行為、ひいては人間の根源的な欲求や感覚について、自らの身体をパフォーマンスという形で投じ、問いかけている。地域の風土や文化、感性に加え、サブカルチャーやマスメディアなどを通じて醸成された記憶にインスピレーションを得ながら、未来と太古、宇宙と土着、テクノロジーとアナログなどの要素を自在に行き来する作品を生み出す。第4回展覧会企画公募入選、第14回岡本太郎現代芸術賞にて岡本太郎賞受賞。

日時:2019年12月21日(土)15:00~17:00
会場:sheepstudio(東京都墨田区京島3丁目20-9)
ゲスト:オル太(アーティスト・コレクティブ)
フロアゲスト:高田洋三(写真家/sheepstudio主宰)